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伊万里市 その6【磁器】

伝統のやきものの趣を、暮らしの中で楽しむ。
文三窯 三宅製陶所「伊万里焼」
(伊万里市立花町)
【動画】暮らしのしあわせ、うつわとともに。(1:25)

秘窯の里「大川内山」

16世紀末に朝鮮から連れられた陶工が、現在の佐賀県有田町に磁器の原料となる陶石を発見したことで始まった日本の磁器作り。 有田やその周辺で作られた磁器は伊万里港から出荷されたため伊万里焼と呼ばれ、国内外で名声を博しました。

磁器産業の振興に力を入れた佐賀鍋島藩は1675年頃に現在の伊万里市大川内山に藩窯を築き、豪華で精緻な磁器を生産しました。 現在も34の窯元が軒を構える大川内山は、多くやきものファンが訪れる人気の地となっています。 文三窯(ぶんぞうがま)・三宅製陶所はそんな窯元のひとつです。

古伊万里と鍋島焼

古伊万里とは、有田を中心に周辺で作られた、伊万里港から出荷された江戸期のやきものをいいます。 文三窯のうつわの多くで、古伊万里風の伝統的文様を活かした和の趣を楽しむことができます。

鍋島焼とは、大川内山の鍋島藩窯でつくられたやきもののこと。 広く国内外に出荷された古伊万里と異なり、鍋島焼は大名家等への献上品としてのみ利用され、一般に出回ることはありませんでした。 明治期以降となって、大川内山の窯元がつくる鍋島焼の技術や意匠を活かしたうつわを私達も楽しむことができるようになりました。 文三窯でも、現代の暮らしの中で鍋島焼風の優雅な趣を楽しめるうつわを作っています。

文三窯のうつわ「青磁染付」

呉須(ごす)と呼ばれる青色に発色する顔料で絵付けし、透明釉をかけて焼成したうつわを「染付」といいます。 また、美しい青緑色に発色する釉薬をかけて焼成したうつわを「青磁」といいます。 鍋島焼では、染付、青磁とともに、染付と青磁の両方を施した「青磁染付」のうつわも多く作られました。

文三窯のうつわにも「青磁染付」を施したものが多くあります。こちらのティーセットもそのひとつ。青磁は発色が不安定でひびが入りやすく、美しい薄青緑色が見事にそろった優雅なティーカップのセットはそれだけ貴重で、おもてなしのうつわとして大変喜ばれています。

「ものづくり伊万里」探訪マップ