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第1話 【水産業】

世界有数の好漁場、玄界灘の魚を細心の衛生・鮮度管理で出荷。「唐津の魚」を全国に!
佐賀玄海漁業協同組合 流通開発課長 冨田正喜さん
(佐賀県唐津市)

1日のはじまり

冨田さんの1日の始まりは午前2時。取引先から届いた注文を漁協事務所でとりまとめ、 隣接する「唐津港沿岸物市場」に向かいます。

佐賀玄海漁業協同組合が運営するこの魚市場には、 所属する漁師さん1,200人の仕事場である壱岐水道や唐津湾・伊万里湾など国内でも屈指の バラエティに富んだ好漁場から様々な魚が続々と運び込まれます。

冨田さんの仕事

冨田さんの仕事は、唐津の魚の美味しさを多くの方に知ってもらい、食べてもらい、 喜んでもらうこと。唐津の魚の良さを知る取引先を増やし、漁師さんの収入を増やし、 地域の漁業の発展に貢献するのが冨田さんのミッションです。

午前3時30分。場内に響くベルの音を合図に1回目のセリがスタート。 魚を生きたままセリにかける水槽、各所から野〆され運ばれた魚が詰まったケースへと 移動しながら1時間ほどかけて1回目のセリが行われます。 冨田さんもセリに参加し、取引先から注文を受けた魚を次々とセリ落とします。 セリ落とした活魚は冨田さん自ら活〆し、午前6時には発送。 同日15時頃には全国の主要都市に届きます。

産地とつながる魅力

全国から魚が集まる築地市場には、常に大量の「モノ」が並びます。 一方、日々の天候の影響により漁獲状況が変わる産地市場には、大漁の喜び、時化の苦労など、 漁師さん達の切実な思いが並びます。 その中で、いかに取引先の希望に合った「さすが唐津」といわれる魚を出荷するかが 冨田さんの腕の見せどころ。

魚の味は活〆の仕方で大きく変わりますが、冨田さんの活〆は一流料理人も感心する腕前。 漁師さんが苦労してとった魚を美味しく食べてもらうために・・・ 冨田さんが細心の注意で扱った魚がその日のうちに手に入るから、 地元そのままの味が全国で味わえるのです。

水産業の未来のために

個性で勝負する小さな飲食店様との取引は、 食材に込められた産地の思いや物語がダイレクトに消費者に伝わる魅力があると冨田さんは考えています。

水産資源も他の天然資源と同様、ただ安く大量に供給されればよいものではなく、 将来にわたり持続可能なことが大切です。子供たちが将来にわたって美味しい魚を楽しむためには、 水産業が子供たちにとって魅力的な仕事であり続けることが大切なのです。

唐津の魚を仕入れてくださる取引先を介し、美味しい唐津の魚とともに、 唐津の四季折々の情報や人々の物語なども楽しんで頂けることを願いながら、 冨田さんは今日も唐津の魚を全国に届けます。

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